ArchLinuxインストールガイド
注意事項
- ISOイメージをUSBもしくはCDなどに書き込みが終わったあとが前提となります。
- 筆者の持っているマシンにUEFI機は一台もないためBIOSでの手順でのみ検証済みです。
- ネットワークへの接続手順はsystemdの設定を利用した手順のため無線での接続は対象外です。無線が使いたい方はNetworkManager - ArchWikiを参考に頑張ってください。
- rootファイルシステムにXFS, /bootにext4を採用します。
それでは始めます。
1.Liveシステム上での作業
キーマップの設定
# loadkeys jp106
キー配列を変更しないと記号が打ちにくいので変更 英語配列のキーボードの人はスルー
パーティション切り ※/dev/sdaにパーティションを作ってインストールするものとします
失敗するとHDDの中身はすべて消えるので必要なパーティションを間違って消さないように# fdisk /dev/sda Command (m for help): d 消せなくなるまで繰り返す Command (m for help): n Last sectorで+1Gを入力、後はすべてEnterを押すだけ Command (m for help): n Last sectorで好きなサイズを入力、残り全部を使いたければすべてEnter Command (m for help): w
フォーマット ※/dev/sda1を/boot, /dev/sda2を/とする。
# mkfs.ext4 /dev/sda1 いろいろ聞かれるけど全部Enter押す # mkfs.xfs -f /dev/sda2
マウント
# mount /dev/sda2 /mnt # mkdir /mnt/boot # mount /dev/sda1 /mnt/boot
ミラー選択
# mv /etc/pacman.d/mirrorlist /etc/pacman.d/mirrorlist.bak # echo "https://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/ArchLinux/" > /etc/pacman.d/mirrorlist
ベースインストール
# pacstrap /mnt base base-devel grub git
base, grubグループの2つだけでも構いませんが、その場合sudoや各種開発ツールがインストールされないためAUR(後述)の使用時に多くのパッケージをインストールすることになるため、ここでインストールすることをおすすめします。
fstabの生成
# genfstab -U /mnt >> /mnt/etc/fstab
fstabという起動時にマウントするディスクを書いたファイルを生成します。手動でも可能ですか面倒なのでツールを使います。もし、他にマウントしておきたいディスクがあるのならばこの生成前にマウントしておいてください。そうすれば自動的にfstabに記録されます。
chroot
# arch-chroot /mnt
先程インストールしたarchの環境でログインします。chroot後にシェルの表示が変わっていたら成功です。
localeの設定
# vi /etc/locale.gen
"/ja_JP.UTF-8"と入力し、その行までジャンプし、コメントアウトを外してください。 viでは'i'で挿入モードへ,通常モード時に'x'を押すと一文字消去できます。詳しい説明はこちらへどうぞ。執筆中
# locale-gen
これで/etc/locale.confが生成されました。
タイムゾーンの設定
# tzselect
Asia→Tokyoを探して選択していきます。
# ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
grubのインストール
# grub-install /dev/sda
grubの設定で変更があるならここで"/etc/default/grubを編集
# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
再起動
# reboot
お疲れ様でした!これにて第一章終了です。
次: ArchLinuxインストールガイド 第二章-baseインストール後の作業(執筆中)
あとがき
長らく放置していてすみませんでした...これから予定しているのは
・KDE neonのレポート
・vimの使い方
・Rufusの使い方
などです。これからもどうかよろしくおねがいします。